居酒屋物語

居酒屋物語

飲み屋で友と酔いしれて、
隣のほろ酔い女子会連中少しうるさい、
俺がトイレに向かう途中、
女子会の一人もトイレ方面向かう、

居酒屋のトイレは一つだけ、
先に譲ろうと俺腰低く、
女性が声かけて「アッ、お先にどうぞ」
俺の手を掴み「1万円どう?」

1万円でどう?って冗談かよ、
逆ナンじゃなく逆買春か、
冬の風が冷たく俺の心も、
もう俺冬だった、それでおしまいかよ、

「冗談だろう?」と俺は問いかけ、
「一万円じゃ足りねぇよ」と笑い返す、
「逆買春なんて初めて聞いた、」
どうする俺、心揺れ動く、

1万円でどう?って冗談かよ、
逆ナンじゃなく逆買春か、
冬の風が冷たく俺の心も、
もう俺冬だった、それでおしまいかよ、

冬の風が冷たいけど、
心の炎はまだ消えぬ、
友情と笑顔が酒場で舞う、
逆買春も酒の肴に変わるこの夜、